
4月3日 大変、お待たせしました!
モロッコ / クトゥビアフォンほかベルベル音楽7inch EP コレクション!!

★ VARIOUS ARTISTS / クトゥビアフォン〜BERBERE 7 inch SPECIAL!! (EL SUR RECORDS 制作・限定 CD-R) ¥1650
選曲 by サラーム海上 !! レコード洗浄&マスタリング by 森田潤 !!
全15曲76分 すべて未知のアーティスト !!

「僕がマラケシュで見つけてきたベルベル音楽7インチ盤10数種をまとめたCDR、itunesに読み込むと“Alternative & Punk”にジャンル分けされた。イイねえ!
望むところだ!」by サラーム
...というわけで、もう多くは語りません。裸のベルベル音楽〜大道の遊芸、語り芸にしてダンス・ミュージック!非レコーディング・アーティスト達による自由闊達な逸脱の美学!現在のモロッコ /ベルベル系音楽にはなかなか聴くことのできない無自覚な野性が炸裂しています!伝承音楽でありながら、それぞれに異なるスタイルに実った門付ブルーズ流儀!?これを個性と呼ばずして何が個性でしょう(それぞれの出身トライブ-世襲の芸能集団ごとのスタイルに加え、演者の作法も加味されているわけです)。1950年代後半〜60年代前半?マラケシュ録音、知られざるベルベル音楽本来の魅力がここにあります。アトラス山系のベルベル民俗音楽〜猟銃乱射音入り祝祭音楽&ハンドクラッピンと女声合唱によるウェディング・ソング、あるいは意味不明ながら全編語りのコミカルな話芸(しかも音楽的!)等も収録しています。前代未聞です!
※収録曲ではありませんが / 収録アーティストです! >>http://www.youtube.com/user/yanutbir

2月18日
サラームのモロッコ買付CD第二弾続けます!
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<4> BNATE AISSAWA /VOLUME 3 (MP, MAROC) CD 品切れ
鮮やかな水色のジュラバ姿が愛らしいベルベルのほっかむりお姉様二人はモロッコのスーフィー系宗教結社「エサワの娘」=BNATE AISSAWA。響き線の付いたベンディールによるスットコ、ポコポコリズムをバックに、うなるようなコーラスをコール&レスポンスし、合間にチャルメラのような笛が鳴り響きます。アッラーや地域の聖人を褒め歌える歌は、全38曲ノンストップで一体どこで次の曲に変わったのかちょっと聞いただけではわかりません。以前、当店で人気を集めたB'NET MARRAKECHと較べると二人の肌の色が白い分落ち着いて聞こえますが、アルバムが進むにつれ、ゆっくり次第にテンポアップし、グナワ同様にトランスに向かっていきます。
<5> HAJJDA HAMDAOUIA / MNIN ANA O MNIN ANTA (MP, MAROC) CD-R 品切れ
モロッコ独立時に国民の声を代弁するような歌を歌い慕われたベテラン女性歌手ハジャ・ハムダウィアのベスト盤。シンセやエレキギターの使い方を聞く限り、録音は意外と最近、90年代以降と思われます。ベンディールやダフ、ヴァイオリン、そしてユーユーをバックに、シンセやエレキギターを散りばめ、ババアのショッパい声が響き渡るキャッチーなシャアビですね。ナジャット・アタブーより聞きやすい。
<6> VARIOUS ARTISTS / MWISKATE (PLATINUM, MAROC) CD 品切れ
一曲目のFNAIRE"AZ ALKHIL MRABTHA"のリミックスからしてヤラれた!エサワ教団のラッパにレッガーダのストトトリズムとJBファンキードラマーをミックスしたハイブリッドビーツ! しかもこのCDったら、ノンストップミックスされてるじゃないですか! モロッコのヌーヴェルセーヌばかりを集めたコンピ盤。一曲目FAIREから二曲目 H-KAYNE(アシュケインと読みます)へのつながりがたまらん! そのほかアフメッド・ソウルタンやナビラ・マーンらモロッカンR&Bヴォーカリスト達、アマルグ・フュージョンなどのグナワ・ラガ・ミクスチャーまで全14曲収録。ちょっとミックステクは強引ですが(僕の友人のDJシリル・コピーニがミックスしてるかと思いました)、一枚でモロッコのヌーヴェルセーヌを知りたいという方にオススメです。
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<7> VARIOUS ARTISTS /FESTIVAL D'ESSAOUIRA DE GNAOUA 2010
(NO LABEL, MAROC) CD-R 品切れ
>>参考〜http://www.youtube.com/watch?v=_RJ3gLE_zRY
おなじみエッサウィラのグナワフェスティバルの2010年最新コンピ盤、残念ながら海賊盤 / アーティスト表記もありません。現在アルジェリアで収監中のアマジーグが参加しているところがミソ(ファースト・ソロから2曲勝手に収録?)ほか、誰とも特定できないところがつらいところですが、なかなか面白いグナワ・ロック & グナワ・フュージョン進化形トラックが計12曲収録されています。
<8> AHMED SOULTAN / CODE (PLATINUM, MAROC) CD 品切れ
>>http://youtu.be/7J80jHcPpjs
これもナイス!
モロッコの平井堅? またはベン・ハーパー? Ahmed Soultan (アフメッド・ソウルタン)のセカンド・アルバム(>>前デビュー作も当店入荷していましたがこのセカンドで長足の進歩!)。名前に「ソウル」と無理して入れ込んでいるとおりアーバン指向のR&Bシンガーなんですが、フィドルなどベルベル伝統楽器を随所に散りばめ、ベルベルの出自を忘れていません。歌詞もアラビア語、英語、フランス語、ベルベル語まで使い分けています。世界中からこうしたオーガニックなソウル歌手が登場する10年代ですが、このアフメッド・スルタン、なかなか世界レベルですよ。ダーラJファミリー同等クラス!
<9> AFLAK / AFLAK Z (BMDA, MAROC) CD-R 品切れ
>>http://youtu.be/QwOOtx7QXp0
ホバホバ・スピリットやDJ U-CEFに引き継がれるモロッカン・シャアビ&グナワ、ライと欧米的ポップ〜ロックのミクスチャー。その先駆者的な人気のバンドAflakの04年アルバムも初入荷しました。グナワ+プログラミングビートの一1曲目、ルンバフラメンコとライを足したような2〜3曲目、メロウなヒップホップの4曲目、フラメンコ+グナワの5曲目、グナワ・レゲエの6曲目、ライ&Bの7曲目など、バラエティに富む曲想とキャッチーなメロディー、これは人気出ておかしくない。
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<10> JALAL EL HAMDAOUI /REGGADIATES 5 (FASSIPHONE, MAROC) CD 品切れ
>>http://www.youtube.com/watch?v=4atNyKKT0YQ
近年は非レッガーダのアルバムもリリースしていた元祖レッガーダ王子ジャラルも2010年に久々の100%レッガーダアルバムを出していました。ちなみにこのCD、フェズ郊外にあるFASSIPHONE本社まで行って買おうとしたのですが、本社は単なる工場で、一号店はメディナの南にありました。電話で連絡した段階で、「来ても工場しかないよ!」と教えてくれてもいいものでしょうが、モロッコ人は性格の悪い人も多いんです。
さて肝心の音ですが、誰もが知る100%レッガーダです! もう何も言うことはありません....。マラケシュの巨大なヴァージンメガストアではアルジェリアの音楽であるライの棚になぜか並んでいました。モロッカンシャアビと較べるとライとレッガーダはリズムもメロディーもやや固定したスタイルのダンス音楽なのでつながりがあるということでしょうかね。
<11> JALAL EL HAMDAOUI /REGGADIATES 2 (FASSIPHONE, MAROC) CD-R ¥1550
>>http://www.youtube.com/watch?v=LfufpMnjPCA
こちらは以前一度だけベルギー・プレスで入荷したことのあるジャラルの「レッガーディアト2」のジャケ変更モロッコ版 CD-Rです。ちょっと甘さをたたえたリズミカルな歌い口が、まるでブルンディ・ブラック?のようなパーカッシヴかつヘヴィーなバック、そして絶えず聞こえるユーユーをかきわけ、ノンストップ・コブシ・マシーンと化し突っ走ります。
(P.S. by HARADA これまで傑作として名高かったアルバムですが、上記新作に最高傑作の栄誉を明け渡すことになったしだいですね...、栄誉って?)
<12> GANGA FUSION / SALAM (IL MARE, MAROC) CD-R 品切れ
>>参考〜http://www.youtube.com/watch?v=i9OFkZydyqo&feature=related
>>こちらの2CD 冒頭に収録され、マニアをうならせていたガンガ・フュージョン初入荷です。盤にアーティスト表記もしていないむき出しのCDRで入荷ということで、ちょっと残念ですが...、とにかく先のモロッコ音楽紹介欧州盤 2CDに収録された "Moussaoui" は名曲。ほかレゲエマナー、フュージョンマナー、ラテンマナー等のグナワ系ミクスチュアー曲が全10曲収録された近年作です。 "Moussaoui" に勝っている曲がないのは残念ですが。
モロッコは王国で、現在の王様は若くリベラルなので国民に人気が高いのですが、国民はエジプトよりもよっぽど貧乏です。僕が行くようなカフェやレストランでモロッコ人の姿を見ることはありませんでした。あっても白人マダムや白人オヤジの愛人になっている若いイケメンくらいです。いくら王様が愛されていると言っても、一生仕事に就けず貧乏のままというフラストレーション、経済的には外国人に蹂躙され続けているという思いが今回のチュニジアやエジプトのような形で吹き出さないとは誰が言えるでしょうか。
2011年2月10日
大変お待たせしました、サラームのモロッコ買付CDです!
まずは話題の3アイテムから〜
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<1> OUM / LIK'OUM (LOF, MAROC) 2009 CD 品切れ
>>参考〜http://www.oum.ma/
モロッコにこんな新感覚女性シンガーソングライターがデビューしていたとはビックリしました! モロッコ・カサブランカ出身の女性Oum。イタリア人やスペイン人の演奏家も参加し、R&Bやヒップホップ、ジャズからの影響が強い歌声と、そこにしみ出るアラブ〜モロッコの旋律が拮抗しています。モロッコのザップ・ママ〜エリカ・バドゥとでも呼びましょうか。スアド・マッシよりR&B、ヒンディ・ザハラよりポップです。アルバムタイトルのLik'Oumとは「サラーム・アリクム(貴方の上にアラーの平安がありますように)」というアラビア語の挨拶の後ろ半分と自分の名前Oumをモジッています。ジャケットもモロッコメイドとは思えないほど美しい!
<2> NAJAT ATABOU /ANEBKI ALA ZHAR LI MAADICH (FASSIPHONE, MAROC)
2009 CD 品切れ
>>http://youtu.be/Bp82n3DMzw8
>>無断リンクすみません!参考〜http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2010-10-07
こちらは二回目の入荷となります(前回入荷時はアッという間の品切れ)。モロッコのライオンとも呼ばれたベルベル〜アトラス歌謡の女王ナジャット・アタブーの最新作です。まさに「棚からぼた餅」と言える、ケミカル・ブラザーズの大ヒット「GALVANIZE」の サンプリング印税 が億単位で入ったのでしょうか、全額ぶちこんでかましただろう全身美容整形の甲斐あり、四半世紀分は若返っての再登場です。音的には80年代に登場した時から変わらぬ山のベルベル人リズム、フィンガーシンバルとベンディールと手拍子による6/8拍子。シンセと民俗弦楽器が短いリフをくり返し、シンコペーションする咆哮と女性コーラスの掛け合い。とまあ、完全な民謡のはずなのになぜかポップに聞こえてしまう。美容整形で若返った結果(くどいですか?)、音楽までズルっとムケまくってます。ここで頑張っておけば二度目の「棚からぼた餅」があるかも、という商売気もバリバリ感じます。そんなわけで彼女のベスト作と言えましょう。ベルベル婆さん、怖いものなし!
<3> FNAIRE /FNAIRE (BMDA, MAROC) 2007 OFFICIAL CD 品切れ
>>http://www.youtube.com/watch?v=lXBy3Xkpq_M&feature=related
>>http://www.youtube.com/watch?v=tOUe2jnDWRA&feature=related
>>tttp://www.youtube.com/watch?v=nb6TKXYgch0
>>無断リンクすみません!参考〜http://desertjazz.exblog.jp/12518461/
現在のモロッコ発ポップ音楽最高峰と言ってしまいましょう! モロッコの伝統音楽ミクスチャーヒップホップ・トリオFNAIRE(フナイール)の07年最新作が初入荷です。サラームは、2007年のグナワフェスで彼らを取材した時、もうすぐ新作を出すよと聞いていたのですが、今回やっとモロッコを再訪し、手に入れました。以前からシェビー・サバーと共演していましたが、今作でもウータン・クランの二人のメンバーが参加し、ヒップホップサイドもばっちり地固めしています。そして伝統サイドもグナワの若きマーレム、ハミッド・クーユーをはじめ、ベルベル民謡やエサワ教団の宗教音楽をフィーチャーし、どの曲も濃い出来です。ラッパーのトリオですが、単なるラップにとどまらず、どの曲もたっぷりと節を歌い、コブシまで回しているので、「ヒップホップはどうも....」というお客さまにも安心してオススメ出来ます。土埃と炭焼きの肉の匂いが混じるジャマ・エル・フナ広場の猥雑な雰囲気が伝わってくるすばらしい出来です。
いやあ、今回が6回目のモロッコとなりますが、正直二度と行きたいとは思いませんねえ。人間が悪すぎて....。毎日が「北斗の拳」状態なんですよ。一番使った言葉は「オレに話しかけるな!」「ほっといてくれ」「消えろ!」「学校行け!」でしたから。3週間のモロッコ滞在を終え、エジプトに行くと、あまりの人の良さに感動して、毎日会う人、会う人に「貴方は親切ですね」と言葉が変わりました。というわけで、モロッコ盤入荷はこれが当面最後になりそうです。
もう一つ、どうでもいい話なんですが、先日のモロッコ旅行中、世界遺産都市フェズの皮工房で買ったオットマンクッション。白地に金色の刺繍の入ったものなんですが、日本に戻って使い始めるとたった二週間で白が飛び、完全に革色になってしまいました。白い染料はどこにいったのでしょうか? 多分空気の中に溶けていって、僕が知らずに呼吸して吸収していたのでしょう。
フェズの革染めスークといえば世界一の悪臭と人間の悪さで知られる観光地ですが、やはり品質も噂に違わぬ最低レベルでした。後にマラケシュで買った同種のオットマンは問題ありません。逆に陶器はフェズ産が一番らしいです。というわけで、フェズの染色スーク、出来ることなら火炎瓶を投げ込んで全焼させたいです。モロッコに行かれる方はどうぞご留意下さい。どうでもいい愚痴をこんな場所に書いて失礼しました。
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