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2007年11月4日 FUJI !!! NIGERIAN YORUBA MUSIC !!!
                  <http://jp.youtube.com/watch?v=LH7ydjXBjtM>

ナイジェリア関係、最近、怒濤の入荷となっていますが、これもいつまで続くか....、まあ、わかりませんね。で、入荷するうちに、どんどん入れておこうと考えて、今回は、フジ・ミュージック中心の入荷とあいなりました。

で、何と言っても今一番勢いのあるのは、元(ドクター)ワシウ・アインデ・ バリスター→キング・ワシウ・アインデ・マーシャル=KWAM1→現在“K1・デ・アルティメット”と、次々に改名して来たワシウだということですが、取引先のヨルバ系ナイジェリア人(キリスト教徒)に尋ねても、ここ数年、というか21世紀からこの方、K1=ワシウがナンバー1だと胸を張って言ってました。続いて、若手のアッバス・アカンデ・オベセレが急上昇、ナンバー2につけているらしく、そして頭一つの差で追い上げているのがアデワレ・アユバと、今回は入荷しませんでしたが、ワシウ・アラビ・パスマあたりということで、フジの世界では、若手の台頭が激しいようですね。で、フジの創始者=シキル・アンインデ・バリスターは別格、大御所として、第一線からは少しばかり退いているようですが、まだまだ元気に活動しているようです。(コリントン・アインラは今のところリタイアしているのでしょうか...??)他にも中堅/若手はかなりいるようですが、ま、上記の歌手達が、今現在の新旧代表的なスター達と言えるでしょうね。
ところで、フジというジャンル自体の人気はどうなのかと言えば、やはり、若い世代はヒップホップやレゲエにかなり流れているそうですが、それでもレゴスでは、ムスリム、クリスチャン、あるいは世代も問わず、皆、フジは大好きだとい言っていました。というより、まあ、単に音楽としてあるというより、ある種、風俗的なものとして存在しているような気もしますが....。


 ↓K1 de Ultimate 

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というわけで(前回のワシウ入荷時と数点重なりますが)、こんなに入荷してしまいました....。

もちろん、すべてが近年の録音ということではなくて、過去の音源もK1名義でリリースされています。昨今のK1人気にあやかって、いろいろなレーベルがK1のCDを乱発しているわけですが、同じナイジェリアはレゴスの中のことですから、それがすべて海賊盤とも考えにくく、どうも、K1が自分の音源を他のレーベルに売りまくっているような気もします....。
もともとのワシウ=K1自身のレコード会社は“BABA LAJE" なんですが、この15枚のCD&VCDの中に“BABA LAJE"メイドのCDは2アイテムだけ、昨年、当店にも入荷しベストセラーとなったナイジェリア初の3枚組CDだという<2> "FLAVOURS" と、2000年前後の作として知られる <13> "THE MESSAGE, KWAM 1" だけです。こちら2点に関しては、さすがに録音のクォリティーも他のものと較べればイイわけで、オススメできるわけですが、他は何と言うか、ヒス・ノイズは入るは、音質は悪いは、途中でイキナリ演奏が止まったり(キズではないんですが)、ほとんどのCDが75分以上収録のノンストップ1枚1曲(メドレー)だし、コレ練習風景?みいな録音もあったり、ライヴもあったりで、まあ、マニア以外にはオススメできません。それでも、かえって生々しく昨今のフジをドキュメントしたCDでもありますから、嬉しい方には嬉しいんじゃないかと、勝手に想像させていただき、以下、簡単にコメントを....。にしても、やっぱりワシウはスゴイ声の持ち主ですね。個人的にこの紹介ページのために、いろいろと長時間ワシウを聴きまくって、頭溶けました。

<1> IN NO MORE GOBE (ADETUNJI MUSIC) 2CD
"BABA LAJE" リリースではありませんが、この夏に発売された最新盤ライヴ(スタジオ・ライヴ?)2CDだそうです。ともにスローなテンポで始まり、ミディアムなリンガラ風ギター&ハイライフ風サックスがついたり、パーカッション隊がメインになったり、再びハイライフ風にもどったりする構成の2時間半!それにしても熱苦しいヴォイス!録音状態はイイとは言えませんが、今現在のK1バンドの普段着の姿でしょうね。完成度は<2>よりもぐっと下がりますけど....。
<2> FLAVOURS (
BABA LAJE) 3CD
K1デ・アルティメット改名後・初のオフィシャル・レコーディオング06年リリース、今のところ "BABA LAJE" としては最新盤になるんじゃないでしょうか。 こちらをご参照下さい→ "FLAVOURS" オススメです。
<3> K1 @ 50 (SAROLAL) 2VCD
50歳のお誕生日会を2枚のVCDで綴ったプライヴェート・ライヴ映像、若手の二人、アデワレ・アユバ&ワシウ・アラビ・パスマが露払いし、なんとワシウの娘さん(ワシラット・オラロンケ・マーシャル)もフジを歌い、ラスト30分くらいで、やっとワシウの登場〜バンド&パーカッション隊の大所帯バンドがつぶさに観れるところが嬉しい!加えてワシウ、何だかマイティ・スパロウに似てきました....?
<4> FACT, KWAM 1 (HIGH KAY DACENT) CD
初めはエレピ入りのミディアム、22分ぐらいから俄然スピード・アップ、ところどころでパーカッション・オンリー・フジになって盛り上がります。未だKWAM1を名乗っていた頃の録音ですね。
<5>FAJI (MERIT) CD
謎の打ち込みパーカッション・フジ=ファジ?...異様なムードですね、録音状態最悪ですが。
<6> NEW YORK (FEMOYE) CD
最初からパーカッション&ドラムスでブッ飛ばしてます。ちょっと古い録音でしょうか...。
<7> AMERICAN CONNECTION (BIG DADDY) CD
リンガラ〜ハイライフ系旋律楽器入り打ち込みフジです。
<8> REQUEST (QUALITY) CD

旋律楽器は無し、 ドラムス&トーキングドラムの絡みが前面に出たヘヴィーなフジです。
<9> OJU OPON ( HIGH KAY DACENT) CD
こちらも、オンリー・パーカッション、80分近い熱演です!
<10> KOTONUON B (HIGH KAY DACENT) CD
ハイライフ系のトラックから突然スピード・アップしてパーカッション系の演奏に雪崩れ込み、またハイライフに戻る感じです。比較的、新しい演奏かと思われます。
<11> ARABANI (HIGH KAY DACENT) CD
レゲエ調の演奏が10分くらいインストで続いて、だんだんと、ハイライフ〜ジュジュ風の演奏に変わります。
<12> RESPECT (BIG DADDY) CD
ドラムス&パーカッションのヘヴィーな出だしが10分くらい続き、ハイライフ風の演奏を挟んで、またドラムスを前面に押し出したフジへ戻るパターンです。
<13> THE MESSAGE, KWAM 1 ( BABA LAJE ) CD
リンガラ&ハイライフ・ミックス調のスタイルで軽快な演奏が続きます。
<14> OGIRI LIEBU (HIGH KAY DACENT) CD

ハイライフ系のアップ・テンポな演奏から、パーカッション・フジに雪崩れ込みます。
<15> WASIU AYINDE / ON DUTY (FEMOYE) VCD
クリップ&ライヴ映像〜こちらだけ、ワシウ・アインデ名義になっていますので、90年代末頃?やや古い映像だと思います。



  ↓Alhaji Abbas Akande Obesere

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さて、アッバス・アカンデ・オベセレです。若手ナンバー1と噂されていましたが、今ではワシウに迫る人気ということで、侮れませんね。当店でもFB/DJさんのご紹介で、一昨年あたりに2005年作『オールド・スクル・ラペル』がベスト・セラーとなったオベセレですが、その後、現地人気があるからでしょうけど、ワシウ同様、CD&VCDが乱発されていて、どれが新作なんだか旧作なんだか、よくわからない状態になっています。その何だかよくわからない感を増長すべく、というわけでもないんですが(未だに、こちらの思い通りにはナカナカ入荷しないナイジェリア盤なんですねえ...)、VCD中心の入荷となってしまいました。
従来のフジの歌い手と、このオベセレの相違点は、なんと言ってもその歌詞にあるそうなんですが、ま、ヨルバの言葉はわからないので不確かなことしか言えませんが、男女の間の機微を歌って人気が出たそうで、その辺はフジの第一世代のムスリム・ソング、プレイズ・ソングとは全然違うわけですね...。というようなことはさておくとしても、ワシウのド迫力コブシまわしに対抗できる若手の最右翼がオベセレだということは、その声を聞けばわかっていただけると思います。

<16> ALHAJI ABBAS OBESERE vs K1D ULTIMATE / PEACE AT LAST (N.B.Z.) CD
このCDは、アッバスがワシウの人気に迫っているという証左になるかと思います。デュエットしているわけではなく、それぞれ、別のトラックで歌っているんですが、こんなカップリングCDが出ること自体、アッバスの人気の高さを物語っていると思います。
<17> MAN PASS MAN, OBESERE IN TOWN (OMO ALHAJA) VCD
珍しくライヴ映像です。ストリートでのライヴ、ほぼワン・カメラのしょぼいと言えばしょぼい映像ですが、現場感覚が伝わります。
<18> OMORAPALA OVERTHROW (DUDU) VCD
クリップ&ライヴですね。こちらも現場感覚が伝わります。
<19> AMERICAN FAAJI (DUDU) VCD
<http://jp.youtube.com/watch?v=VFC9E3Tf7Cw> 〜こんな感じですよ、クリップ集ですね。ちょっとおバカなムードもありますが、勢いありますよね。


  ↓Adewale Ayuba

<20><21>

<10> MELLOW (BFB) CD
<11> MELLOW (BFB) VCD

最近でこそ現地では、オベセレの人気にやや圧されている観もありますが、以前、欧州盤CDが何枚かリリースされたり、在欧ヒップホップ系ナイジェリアン若手とのコラボCD "FUJI SATISFACTION" が日本盤でリリースされもして、未だフジの要注意・若手、第3世代であることは確かだと思います。そんなアユバの(今のところの)最新盤CD&VCDも入荷していますので、よろしく、どうぞ。
<http://jp.youtube.com/watch?v=RfYs36pJs7> 〜こんな感じのタイトかつ新傾向の曲が入ったCDと、こんな感じのクリップVCDです。メロウ、って言うより、やっぱヘヴィーだし、ローカルだと思いますが...。


  ↓Alhaji Sikiru Ayinde Barrister

<22><23><24><25>

<22> CIRCLE OF KINGS (BARRY BLACK) CD
<23> FUJI CARBAGE (BARRY BLACK) CD
<24> FUJI VIBRATION '84 '85 (BARRY BLACK) CD

<25> ILE AYE OGUN (BARRY BLACK) CD

過日、自らのレーベルからのファースト・アルバム "IYA LAJE OF LAGOS" =70年代末頃の作がCD復刻されて、当店でも大好評だったフジの創始者、シキル・アインデ・バリスターも、まだまだ元気なようですね。<22>はこの夏リリースされたシキルの最新盤だそうです。
よく口にされることですから、皆さんも既にご存じだと思いますが、70年代のお話し、日本の富士山のフジから取って、アパラに対抗し自らの音楽をフジと命名したのはこのシキル・アインデ・バリスターだったわけです....。というわけで、シキル御一行、現役のうちに一度は日本に来るべきだと、やっぱりそう願わざるをえません。フジ・ロックあたりに来日して、日本の若者の度肝を抜いて欲しいものです。
で、<22> その歌声にそう衰えはありませんね。78分強、ぎっしりとコブシを積み重ねてくれます。....マイクがハウったり、音がヘロヘロ歪んだり、あるいはK1っぽいエレピやギター、サックスを導入したりするイントロに、一時はどーなることかと心配になりましたが、聴き進んで行くうちに、どんどんノッって来て杵柄取りまくり、旋律楽器はややオフになって、結局は、パーカッション&ヘヴィーなヴォイスが耳に残るシキルらしいアルバムに仕上がっています。やれやれです。
<23><24><25>は、その全盛期80〜90年代にかけてのアルバムの復刻CD、ごく少量の入荷なんですが、内容は保証できます。


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