EL SUR RECORDS New Arrival CDRecommended VinylRecommended Disc

How to OrderFrom StaffMap
 


From Staff

 

2004年1月12日

あけまして、おめでとうございます!
... って、ずいぶん遅くなりましたが、とりあえず、本年もよろしく、お願い致します。
また、ご丁寧にお年賀をいただきました皆さま、ありがとうございました。


 当方(店主)におきましては、年末年始、xxxのやりすぎで首を痛めまして??一時は、まったく首のまわらない師走となり、とてもではないですけどパソコンに向かうような気力がなく、例年、大晦日にこのページで行ってます〜エル・スール 年間CD 売り上げ BEST 10〜なども、書き込むことができませんでしたし、年末年始に、それなりに新入荷LPなどもあったのですが、そちらの方もお知らせできずじまいで、まあ、何もせず、ボーっと過ごしておりました。が、そろそろ年頭のCD入荷も始まり、首のほうも良くなって来ましたので、とりあえずは遅くなりましたけど、2003年の年間CD売り上げベスト10などを綴らせていただきます。で、日本で一番遅い”ワールド・ミュージック・ベスト10”ということで、よろしく、どうぞ!って自慢してどうする、という感じですが...。

12 3 45 678910

 例年と同じく、 内容云々というのではなく、ただ単純に数の上で売れた順に並べたベスト10なのですが、要するに他のCDショップにあまり並ばなかったもの、もしくは、一番早く当店に入荷したものが、ここに並んだということになるでしょうね。それも例年と同じです。
 <1>のババ・ズーラは当店で爆発的に売れた後、国内盤もリリースされ話題を呼びました。トルコのミクスチャー系トラディショナル・ユニットとUKダブの奇才マッド・プロフェッサーの共演盤=このCDをリリースしているダブルムーンというレーベル、今後も要チェックですね。<2>はギリシャのナンバー・ワン女性歌手新作です。彼女の長いキャリアの中でも、5本の指にはいる充実作だと思います。初回限定ボックス仕様のCDは、当店にしか入荷しなかったそうで、まあ、おかげさまで良く売れました。
 <3>は南インド、20世紀を代表する古典ヴォーカル女性の、1966年のライヴ2CDsリイシューですが、当時50歳という、最も艶やかに円熟していたころの名演で、このCDも当店にしか入荷しなかったようで、よく売れました。そして<4>
は、スペインの地中海系トラッド・グループ〜アルタンとE.アルヴァニターキを足して2で割ったような?いいグループです。<5>の複刻盤には苦労させられました...?初回入荷分がすぐに売り切れて、たくさんのお客様から要望があったにもかかわらず、なかなか再入荷せず、半年くらい経って、やっと再プレスされ入荷したCDです。ホワ〜ンとしたヴィンテージ・ダンスバンド・ハイライフが、たっぷり楽しめます。<6>は南アは”クワイト”のトップ・スター、2002年の作ですが、その意表をついたポップなプロダクションが人気を呼びました。
 <7>は、戦禍つづくイラクのトップ・スター最新作、時節柄でしょうか?じわじわと売れ続けた作品。<8>は近年じっくりと盛り上がっているモロッコ音楽〜現地”グナワ・フェスティヴァル”のライヴ録音集で、ディープなグナワ&ミクスチュアー系グナワがたっぷり楽しめるショウケース、グナワ初心者から上級者まで楽しめる好企画/ライヴ盤でした。<9>はイタリア〜正統派ナポリターナ男性歌手、地味ながら一部、熱狂的に支持され、売れ続けたアルバムです。そして<10>も長く売れ続けているコレクションCD&ブックレット、1950年代のキューバン”フィーリン”コレクション〜フィーリン再考の契機となったCDです。

 と、以上、簡単ですけど去年の”年間CD売り上げベスト10”、いかがなものでしょうか?まあ、例年そうなんですけど、メインで品揃えしているつもりのラテンやブラジルのCDがあまりランクインしない傾向は続いていますね...。例えば、某渋谷大型CDショップで200本近く売れた?というエリス・レジーナの愛娘=マリア・リタのデビュー盤、うちはたった3本しか売れませんでした...、かなりトホホな状況ですが、ひるがえって本年もまた、あまり他では売っていない内容のイイCDを見つけて、どんどん紹介させていただこうと思っていますので、是非、よろしく、お願い致します。

 

 

2004年1月16日


"LA NUIT DE GNAOUA AVEC LE GROUPE LED ZIPLINE ET LE GNAOUI BRAHIM"

レッド・ツェッペリンがモロッコのグナワ・アンサンブルと共演したCDです!
タイトル部分、ツェッペリンの綴りが間違っているところ、これじゃあまるで”レッド・チプリン”ですが、そういうの、いかにもですよね。グナワの人々にしてみれば、ツェッペリンのメンバーも、単なるヒッピー白人だったんでしょうね、きっと。で、ジャケットの写真にもロバート・プラントが写っているわけです。
モロッコへ旅した知人のおみやげ、というか、現地で買い付けて来ていただいたCDの中にありました。
ノー・ナンバー/カラー・コピー・ジャケ、その上CDRなんですが、全曲じゃないですけど、確かにプラントの歌声が聞こえて来ます。オーソドックスなグナワ・アンサンブルの中、浮きまくっているところがミソですね...。他のツェッペリン・メンバーが参加している形跡は無いものの、(一応、ギターの音も聞こえて来ますが...、)これは、やっぱり発見でしょう!
とはいえ、どー考えても海賊盤なので、やっぱり、これはお売りするわけにはいかないんですが...。ツェッペリンの海賊盤なんて売った日には、どんな人に怒られるか、わかったものじゃないんで。

そういうわけで、モロッコ〜チュニジア関係、現地レアーCD入荷中です。数が限られていますし補充がきかないので、サイト上に展開できないのが心苦しいのですが、下記ジャケットのように
グナワ系CDを中心とした、見たこともないアイテムばかりです。えぐいデザインがいかにもモロッコですね。
よろしかったら、店の方、覗いてみて下さい。

後日、上記ロバート・プラント参加の2曲は、94年のペイジ&プラント再結成アルバムに収録されていることがわかりました。....面目ないっす。が、まあ、ともかく、上のジャケットは珍しいですよね。4/8,2004
(それなりにツェッペリンは好きなのですが、個人的に”プレゼンス”より後の録音は 、聴いてなかったものですから、つい...。お恥ずかしい限り、です。)

       

◎お問合わせ・ご注文等はこちらまで。