MONNA BELL / SUS PRIMEROS EP'S
1959-1961 48 TRACKS (2CD)




一部では、チリの天知真理という声も!


スペインでリリースされて廃盤となっていた2CDが、いつの間にかUSで複刻されていたので、再入荷ということになります(やや印刷悪し、でも音質はOKです)。この女性歌手モナ・ベルことノラ・エスコバル、チリ出身1938年生まれで〜メキシコを足場にスペインやアルゼンチンほか、広くラテン世界で人気を得て、90年代まで活躍しました。が、正直なところ、60年代も半ばを過ぎるとフツーのラテン・ポップ〜バラーダ系歌手となってしまうので、持ち味は変わってしまうのですが(歌はそれなりのクォリティーを保ちます...)、けれど、このデビュー当初1959-1961年のシングル・コレクション2CD全48曲は聞きものです。(今回当方EL SURリリースの『フィーリンを感じて』にも入れようかと思った曲が1曲ありましたが、綺麗なアナログEPが入手できず断念〜というようなことはともかく)いわゆる、汎ラテン的なボレーロ〜カンシオーン歌手だったこの時期、メキシコの流麗なオルケスタのもとカンツォーネ・ヒット「ボラーレ」をすかさずカヴァーし大ヒット、また、まさに隠れフィーリン的?なカンシオーン・ジャズ「ウン・テレグラマ」を南米〜スペイン全域でヒットさせ一躍人気歌手となった女性です(ちなみに、この2曲はキューバのフィリーペ・ドゥルサイデスも、ドリス・デ・ラ・トーレ、マルガリータ・ロイェーロに歌わせて2度カヴァーしています)。結局、フィーリンとリンクする部分はありながらも、ランチェーラやロカバラードやバイヨン等々、多彩なレパートリーを歌いつつ、1960年前後、ラテンPOPが開花する直前の、過渡期のボレーロ歌謡を担っていた人、あるいは、その歌は、現在に至る汎ラテンPOPの嚆矢だった、と言えるかも知れません...。けれど、そのサッパリして可愛らしいようでいて、ちょっとハスキー、やや仄暗い情緒を結ぶモンナの歌声、やっぱりフィーリン・ファンにオススメしてもOKかな?とそう思わけで、個人的には本CD収録の幾つかの曲、60年前後の女声ボレーロ〜カンシオーンとして得難いものを感じています。

¥2450

http://www.youtube.com/watch?v=YsXkaDgQpTA

http://www.youtube.com/watch?v=YfzUTXTobiY&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=4yd-UkP0gxg&feature=related

試聴可??>>★


スペイン盤オリジナル2CD¥3250
入荷しました!