MALAVOI & RALPH THAMAR / PEP LA

スタジオ録音新作としては10年振りになるんじゃないでしょうか、というより、いかにもマラヴォワらしいマラヴォワのアルバムとしては20年ぶり!?と言ったら言い過ぎでしょうか...。ポロ・ロジーヌ、ジャン=ポール・ソイムは既に亡くなりましたが、ニコル・ベルナール、ジャン=マルク・ベルシィといったオリジナル・メンバーを中心に新メンバーも加え、そして90年代初めに脱退した看板歌手ラルフ・タマールが帰還!ビギン、マズルカ、クァドリールといったマルチニックならではの軽快なリズムに乗せて、そこはかとない野趣を感じさせるクレオール・クルーナー・ヴォイスを、存分に楽しませてくれます。快調です。新加入の女性歌手オルラネもOKですね。マラヴォワならではのヴァイオリン・アンサンブルも昔ながらに繊細流麗、リズミカルなピアノも活きています。そして彼らならではの解釈が光るキューバン・フィールのスパイスも全編にふりかけられました。〜そう、あのマラヴォワ・マジックの復活です!何も特別な趣向やアレンジが施されているわけでもなく、ただただアコースティックで優雅!ただただ昔ながらの演奏に居直っただけ、という作品かと思います。“新しさ”なんて必要ありません。マラヴォワがマラヴォワであれば、それだけで充分です!

¥2625


http://www.youtube.com/watch?v=w7I07Ycxtts

無断リンクすみません!
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2009-11-25